「入社前からいい会社だと思ってた」センター長が語るタキザキロジスティクスで働くリアル
written by 根岸春香
商品が生産者から消費者へ届くまでの過程を意味する「物流」。その物流業界で、昭和33年の創業から「より迅速に、より正確に、より安全に」をモットーに、モノを運ぶ輸送サービスだけでなく、保管や集配、仕分け、流通加工サービスも行っているタキザキロジスティクス株式会社様(以下敬称略)。
今回は埼玉県の八潮物流センターでセンター長として働く、斉藤誠さんに会社の強みや物流業界ならではの仕事のやりがいについて伺いました!
インタビュイー:斉藤 誠(さいとう まこと)さん
埼玉県春日部市在住(59歳)※6月で60歳になる年男!
入社8年目。現在、八潮物流センターのセンター長として32名の取りまとめをしている。
航空機が好きで、休日は600mmレンズのカメラ片手に成田空港や羽田空港、入間基地などで航空機撮影を楽しんでいる。
今日が安全に終わること。それが日々のモチベーション
ーーー斉藤さんは入社8年目ということですが、前職はどんなお仕事をされていたんですか?
前はね、商用車メーカーの会社でトラックの販売をする営業マンをやっていたんですよ。その時に20年近くタキザキロジスティクスを担当してたんで、当時からタキザキロジスティクスの人たちとは交流があって、「いい会社だな」って思ってたんです。
ーーーその「いい会社」の部分と、どのような経緯で取引先の会社に入社することになったのか教えてください。
基盤がしっかりしてるというのかな。例えば、必要な免許がないのに作業をさせてたり、時間にルーズな会社もあったりする中で、そういうことがないしっかりした会社っていうことが分かってたんです。
ーーー実際に働いてみて、思った通りでしたか?
やっぱし、思ってた以上に厳しいですね。前職はトラックという「モノ」を売る仕事だったんですけど、うちの場合は「モノを届けて」お金をもらうサービスなので形態が違うところがあって、そういう面で大変だなって感じることがあります。知らないこともいっぱいあって、覚えるのも大変でした。
入社した時は本社で営業をやってたんですけど、その後に子会社の営業所の所長をやってから、今のセンター長になったんです。所長とかセンター長は、みんなを取りまとめるのが難しいですね。平等に接しないといけないし。
ーーー大変なことがある中で、明日も頑張ろうって思うのはどんな時ですか?
妻の笑顔を見たときかな!あはは(笑)本当は仕事終わりのお酒なんだけど、今は行けないからね。
真面目な話をすると、その日1日が何もなく終わるのが当たり前であって、それが励みというか。それがやりがいでもあるかな。事故や怪我なく終わった時に「はぁ〜」ってなるね。この仕事は事故や怪我がつきものだから、毎日朝礼前に工場内のお稲荷さんに祈願してから朝礼に出るようにしてるんですよ。
安全祈願から始まる1日、合言葉は「ご安全に!」
ーーー事故や怪我がつきものというお話でしたが、安全への取り組みはどのようなことをされているのか伺えますか。
会社としての取り組みは、安全運転教育や事故再発防止策などいろいろやっています。ただ日々やることは、本当に言い続けるしかないんですよね。例えば「ここの鉄筋の山は高いから気を付けてね」とか「クレーンの人に分かりやすいように合図を出しなさいね」とか。
うちの挨拶は「おはよう」とかじゃなくて「ご安全に!」なんですよ。朝礼でも「ご安全に!」「ご安全に!」ってみんな挨拶するんです。運転手からの電話でもみんな「ご安全に!」って声掛け合ってますね。それくらい安全が第一なんです。
ーーー八潮物流センターでは、どんな方々が働いているんですか?
人数は今32名で、平均年齢は40代半ばくらいかな。20代が4人〜5人、30代がちょこっと、40代、50代が多くて、結構長い人が多いです。
ドライバーも作業員もみんな普通に仲がいいですよ。結構笑いもあるし、人間だから当然怒ることもあるし。仕事が早く終わったときはみんな笑顔で帰って行きますけど、遅くなると言葉少なげに帰っていきますね(笑)
(コロナが流行する)前は、若手を飯食いに連れてったりしてましたね。4回くらい開催した「誠会」っていうのがあって、日曜日の午前中から開いてるお店に飲みに行ったりもしてました。(※斉藤さんのお名前が「誠」なので「誠会」)
ーーー「普通に」仲がいいというのが、人間関係の良さを物語ってる気がします。他にもタキザキロジスティクスさんならではの会社の魅力はどんなところだと思いますか?
うちは玉掛け作業などの構内作業をドライバーも一緒になってやるんですよ。おれが入社する前からそうやって助け合ってやってたから、そのあたりの団結力が強みかな。協力しながらやらないと立ち行かない仕事なんでね。
必要なのは「協調性」と「やる気」!運転技術は教えます
ーーーどんな人が応募してくれたら嬉しいですか?
今、30tトレーラーのドライバーと倉庫の作業員が必要なんです。うちにはみんなで協力しながらやる文化があるんで、協調性がまず大事ですね。さっきも言った通り、ドライバーも構内作業を手伝ったりするので、運転だけじゃないんです。
作業員の場合は、鉄筋の高いところに乗っかってワイヤーをかけたり、倉庫内の製品が積んである山を登ったり下りたりするんで、体力は使うかな。鉄を扱う会社なんで夏場は暑いんですよ。それを考えると若い人がいいのかな、とも思いますね。ただ、1t〜2tある鉄はクレーンで吊りますから、重いものを持つことはないですし、もちろん最初は資格や経験もなくて大丈夫ですよ。
と言っても文字では伝わりづらいと思うので、面接では必ず作業風景を全部お見せするようにしています。初めてだと不安も多いだろうからね。
ーーートレーラードライバーは、トレーラーの運転経験がなくても応募可能ですか?
長く続けてくれているドライバーは、トレーラーに乗ったことがなかった人も多いですよ。「2t車、3t車しか乗ったことがないけど大丈夫ですか?」と応募してくる人が多くて、そういうやる気のある人たちをうまく育てて長く続けてもらっています。教育係は、入社歴20年以上で運転がうまくて事故もない、もちろん構内作業も進んでやるベテラン班長4人に指導を任せています。
ーーー一般的なトラックドライバーではくトレーラーのドライバーとして働く魅力ってどんなところだと思いますか?
トレーラーって前へ走る分には誰でも運転できるんだけど、バックで入れるのが本当に難しいんですよ。荷台と運転席が切り離せるトレーラーは普通の車と違ってバックの操作が反対なんで、納品先やセンターの狭い積み込み場所は最初のうちはすごい苦労するんです。
だから、そのバックをスムーズに入れられるようになれば、「やったやった、どこ行っても大丈夫だね!」って一人前扱いされるんですよ。そういう難しいことをクリアできた時にやりがいを感じるんじゃないかな。
トレーラーはトラックの頂点みたいなもんだから、トラックのドライバーをしてる人は最終的にはトレーラーに乗りたいらしいです。おれもトレーラーの免許は持ってるけど、あんなデカい車は恐くて運転しないです(笑)
ーーー最後に求職者さんやこれから一緒に働く人にメッセージをお願いします!
トレーラードライバーは、未経験の人でもベテランの班長をつけて、一から教えますので安心して応募してください。倉庫作業員は、試用期間中に玉掛けの資格を取得できるようプログラムを組んでいますし、その後もクレーンや5t未満のクレーン、国家資格の大型クレーンなどの資格も取得できるのでステップアップが可能です。
「どんなことやってるんだろうこの会社」とか、少しでも興味があったら見学だけでもOKなので来てもらえたら嬉しいなと思います!
会社情報
社名:タキザキロジスティクス株式会社
所在地:東京都台東区寿3丁目12番7号
HP:http://www.takizaki-logistics.com/index.html
求人ページ:募集要項